離婚における「調停」と「裁判」の違いについて

離婚するときに出てくる「調停」と「裁判」の違いについて見ていきます。

離婚の話し合いがうまくいかないときの「調停」

夫婦が何らかの事情を持っていて離婚したいと思ったとき、「離婚届を出したからこれでお別れ」というわけにはいきません。結婚している間に購入した財産や子供の親権をどうするのか、養育費は? などとお互いに最後に話し合って決めなければいけないことが山ほどあります。

通常は夫婦だけで話し合って離婚を成立させる「協議離婚」というものでお互いに納得をしたうえで離婚するケースが大多数なのですが、それがうまくいかないときに家庭裁判所に申し立てて、「調停委員」という人が間に入って離婚の話をスムーズに進めることになります。

この段階においては裁判官はちょっとしか顔を出しませんが、裁判所そのものを巻き込んでしまっている部分は同じといえるでしょう

調停が成立すれば

もし調停による話し合いでお互いが納得した場合、裁判所によって「調停調書」と呼ばれる書類が出されることになります。

この調停調書は公文書であり、内容はお互いに話し合いで決めて約束したことが書かれており、もしこれを破った場合は最悪強制執行が行われるくらいには法的拘束力を持っています。

調停が成立しなかったら

調停委員が間に入っても話がまるでかみ合わなかった場合、いよいよ次の段階となる「調停裁判」という離婚方法が見えてきます。

調停でもうまくいかないときの「裁判」

協議離婚はまるで駄目、調停離婚で調停委員に入ってもらってもやっぱり無理、そうなるともはや両者の言い分どちらに理があるのかを裁判という場所でゆだねるのが離婚裁判となります。

基本的には民事裁判と変わらないと考えられます。夫婦の間でこじれた意見も、全てここで決着がつくことになります。

離婚裁判はどれくらい起こってる?

離婚という言葉を聞いてどんなイメージを持つかは人それぞれですが、ここで一つ離婚に関するデータを並べてみたいと思います。

厚生労働省の調査による平成27年の離婚件数は226,215件、そして裁判所のデータにある平成27年の人事訴訟のうち、離婚に関するものが9,168件となっています。全体の離婚に占める割合のうち約4%ほどが最後までこじれて裁判となっていることがうかがえます。

まとめ

ざっくりと説明してみましたが、簡単に言えば

協議離婚(夫婦で話し合い)

↓(うまくいかないとき)

調停離婚(調停委員を挟んでの協議)

↓(うまくいかないとき)

離婚裁判(民事裁判と同等の判断をゆだねる)

こんな感じだと考えられます。

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