民法の中身を見てみる 第1編「総則」前編

民法の中身をざっくり見ていきます。 今回は「総則」の前編です

総則の概要

総則の中身は7つの章、そして第1条から第174条までの決まりが定められています。条文を細かく説明するのはややこしくなりそうなので、ここでは章ごとにまとめて、それぞれの意味や存在意義などをまとめてみます。

総則 第1章~第3章

第1章 通則(第1条・第2条)

通則はこの総則におけるすべての基本となる決まり・・・みたいなものです。ちなみに、第2編~第5編二も一番最初の章は「総則」という名前になっており、内容もやはりこの通則と同じような基本的な決まりが書かれています。(この編だけ通則としたのはなぜかはわかりませんが・・・)

全2条しかありませんが、とても重要なことが書かれています。

  1. 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
  2. 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
  3. 権利の濫用は、これを許さない。

引用:民法第1条 : Wikibooks

言葉だけ見ると難しそうに見えますが、要は「誰でも権利というものはあるけれど、それを周りの人に迷惑をかけるほどに振りかざすのはダメ」ということでしょうか?

第2条においては「法律は人権を守って、かつ男女平等の元に解釈しなければならない」と、身分で法律を捻じ曲げることを禁止しています。

第2章 人(第3条~第32条)

「人」について定義した内容となっています。

メジャーそうな部分を挙げてみると・・・

  • 人は生まれてから誰でも「権利」を持つ(第3条)
  • 「成人」は20歳になってから。それ以下は未成年(第4条)
  • 今住んでいるところがあなたの「住所」(第22条)
  • 失踪してから7年たっても行方が分からない場合は「死亡」したものとする(戦争や天災などの事故で失踪した場合は1年:第30条)

こんな感じだと思います。

第3章 法人(第33条~第37条)

「法人」について定義した内容となっています。

法人とは、人間でなくても人間のような権利を持つことができる存在と言ったところだと思います。例えば株式会社や宗教団体、公益社団法人などといったものが「法人」に当たります。

人間は生まれた時点で権利を持ちますが、法人は「登記」という行動を行うことによって権利を持つことができます。

ちなみに、この第3章の法人はもともと第33条~第84条まで存在したのですが、平成20年から施行された「一般社団法人および一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」という名前がくそ長い法律によって第38条~第84条がごっそり削除されてしまいました(一般人の私たちにとっては割とどうでもいい情報だったりしますが)

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