民法の中身を見てみる 第1編「総則」後編

民法の中身をざっくり見ていきます。 今回は「総則」の後編です

総則 第4章~第7章

前編の続きです。

第4章 物(第85条~第89条)

「物」について定義した内容となっています。

第85条では物は「有体物」とシンプルに定義しています。

この章における内容は大きく二つ存在します。

まずは「不動産」と「動産」。

不動産と聞くと大体の人が家を思い浮かべると思いますが、法律上では「土地とそこに密着して立っている何か」が不動産であり、それ以外の物を動産としています。

そして、もう一つが「天然果実」と「法定果実」。ただ、こっちはなんだかもうよくわからない上に一般的ではないのでここでは詳しくは触れません。

第5章 法律行為(第90条~第137条)

第5節に細かく分かれている大きな章です。

まず、第1節の総則において「公序良俗に反する行為」に当たる行動は無効であるとしたうえで、第2節で意思表示の効力について、第3節で代理の扱いについて、第4節は無効や取り消しについて、第5節では条件や期限について定められています。

簡単に言うと、「誰かと約束をするときの決まり事」と言えるでしょうか?

条文の内容から日常であるようなやり取りにあてはめてみると・・・

  • 「私はあなたにお金を渡します(体を拘束されながら)」(脅迫されているので取り消し可:第96条)
  • 「10万円請求します。(といってうっかり100万円と契約書に書いてしまった)」(間違えたので無効:第95条)
  • A(Cさんからお金返してもらってない・・・けどCさん怖いからBさんを頼ろう・・・)
    B「Cさん、Aさんにお金を返せ!」(BはAの代理となり、Bの発言はAの意志と同義になる:第99条)
  • (電気料金を2か月以上滞納すれば電気を止められるという約束を結んでいる状況下において)
    A「あ、やべ、2か月も電気代払ってねぇ!」
    電気会社「電気代が払われていないので約束通り止めますねー」(停止条件が満たされたため約束の効力が発動する:第127条)

一言で言えば、「約束はきちんと守ろう。ただし、普通じゃない約束はダメ」ということだと考えられます。

第6章 期間の計算(第138条~第143条)

個別の記事で詳しく紹介しています。

第7章 時効(第144条~第174条)

時効に関しての大まかな規定が書かれた章です。といっても、具体的に何がどれくらいたてば時効を迎えるのかといった詳しいことは書かれておらず、さらに別の法律を作るにあたってのもととなる部分にすぎないともいえる項目だともいえます。

もちろん、重要なこともさらっと書かれたりしていますが、この章はほかの具体的な事例とセットで取り扱わないとわかりやすく説明するのは難しいような気がします。

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