約束事に関する法律

約束と言っても、世の中には様々な約束事があります。

13の契約

約束事のでも法的な拘束力を持つものを契約と呼びます。契約の種類は民法で13の種類に分けられています。

1.贈与

ただで物やお金をあげる行為です。贈与という単語を使うと難しく聞こえますが、一般の人でも日常的に行われていることでしょう。ちなみに、口約束の場合はあげずに取り消すこともできます(第550条より)。

2.売買

お金を払って物をもらう行為です。スーパーの買い物などもこれに当てはまるでしょう。重要な買い物などになってくると書面で契約が交わされる事も多いでしょう。

3.交換

物と物を交換する行為です。現代においてはあまり一般的なやり方ではありませんが、民法においては一応記述があります。

4.消費貸借

何かものを借りて、それと同じ価値のあるものを返す行為です。

例えば、AはBから100円のメロンパンをもらい、あとでAはBに100円を現金で返すというようなパターンが考えられます。(言葉はおかしくなりますが、Aはメロンパンを借りてそれを消費し、メロンパンと同じ価値の現金を返したということになります)

5.使用貸借

何かものを借りて、それをそのまま返す行為です。

例えば、AがBのゲームソフトを一時的に借りる行為などが考えられます。当然借りているわけですからAはいつかBに対してゲームソフトを返す必要があるのですが、AがCにこのゲームソフトをあげた場合、BはCに対してそれを返してもらうことができないという決まりになっています。

6.賃貸借

何かものを借りて、それをそのまま返す行為ですが、使用貸借と違って借りている間は相手に使用料みたいなものを払う必要が出てきます。

先ほどの例で賃貸借を適用すると、AはBのゲームソフトを借りている間、Bに対して何らかのもの(お金)を払い続けなければならないということになります。こうなるとAはCにゲームソフトをあげるなんてことはしづらくなり、BはAからゲームソフトが返ってくる可能性が高まります。

また、マンションの賃貸料などもこの契約の中に含まれます。

7.雇用

労働者の雇用契約に関する内容ですが、この部分に関しては労働基準法などの特別法の影響力が強いため、ここではあまり意味はありません。

8.請負

仕事の成果物に対して報酬を与える行為です。会社の取引などでよく使われると思います。

  1. A社がB社に対して商品を50個作るように契約を結んだ
  2. B社はA社に期限内に商品を納品した
  3. A社はB社の成果物に対して50万円を支払った

9.委任

仕事をほかの人に任せる行為です。8の請負と似ていますが、請負の場合は成果物に対して報酬が支払われるのに対して、委任の場合はその仕事自体に報酬が支払われることになります。

会社の難しい契約の一部を弁護士に委任する・・・というと想像しやすいかもしれません。雇用契約のような上司からの細かい命令みたいなものもないので、委任された側は相手が期待する仕事をし続ければ自由に行動してもよいのです。(細かく言うと、委任は法律行為に当たる部分を仕事とするので、従業員のように雑務を押し付けられることはない)

10.預託

物を預けておく行為です。身近なものだとコインロッカー、大きいものだと倉庫などがこれに当たると考えられます。

11.組合

複数の人数が集まって何かをする行為です。労働組合などが代表例として挙げられるでしょう。

12.終身定期金

相手が死ぬまでお金などを払い続ける行為です。民法に定められていますが、あまり一般的ではないといえます。

13.和解

両者の間で起きているもめ事を約束を持って終わらせる行為です。

もめ事に対して両者がお互いに何かを譲り合って、最終的にこの約束でもめ事を「終わり」にする約束です。

まとめ

契約に関する13の項目をまとめてみました。民法では契約に関して個人同士の小さいやり取りから法人同士の大きいやり取りまで幅広く対応できるように決まりがあります。

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