刑事裁判になる犯罪の種類の一覧をまとめてみました 第23章、第24章

今回は割と身近な賭け事に関することと、逆に普段はあまり触れないちょっと特別な場所に関することです。

犯罪一覧 第23章、第24章

第23章 賭博及び富くじに関する罪

いわゆる「ギャンブル」や「賭け事」などを禁止する法律です。

条文は3つしかありませんが、表でまとめてみます。

条名 内容 罰則
185 賭博 賭博を行った人 50万円以下の罰金(科料)
186-1 常習賭博及び賭博場開張等図利 常習的に賭博を行った人 3年以下の懲役
186-2 賭博場を開いて、そこで利益を得た人 3~5年の懲役
187-1 富くじ発売等 富くじを発売した人 2年以下の懲役か、
150万円以下の罰金
187-2 富くじの発売を取り次いだ人 1年以下の懲役か、
100万円以下の罰金
187-3 富くじを受け取った人 20万円以下の罰金(科料)

「賭博」と「富くじ」という単語が出てきます。この違いについても説明します。

賭博とは、偶然に出される結果に対して物を賭けることを言います。たとえば、さいころをふって出た目(偶然に出される結果)が事前に宣言した数字と同じならば掛け金(物を賭けている)の2倍をもらうというようなことが賭博に当たります。

一方の富くじとは、事前に「番号」を客に販売してその後偶然に出される結果によって当選番号などを決めて、買った人の間で不平等な利益を分配することを言います。

これも例を挙げてみると、100人の客に対して1~100までの番号札を販売して、その後ルーレットによって番号を10個決めて(偶然に出される結果)、それに合致する人に対してかき集めたお金を10等分する(合致しない人には利益がない、不平等な分配)・・・というような状況が考えられます。

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第24章  礼拝所及び墳墓に関する罪

礼拝堂やお墓などに関する罪です。これも表でまとめてみます。

条名 内容 罰則
188-1 礼拝所不敬及び説教等妨害 礼拝堂などに対して不敬な行動を行う 6ヶ月以下の懲役(禁錮)か、10万円以下の罰金
188-2 礼拝や葬式を妨害する 1年以下の懲役(禁錮)か、10万円以下の罰金
189 墳墓発掘 お墓を掘り起こす 2年以下の懲役
190 死体損壊等 お墓に眠っている死体や遺骨などに危害などを加える 3年以下の懲役
191 墳墓発掘死体損壊等 お墓を掘り起こし、さらに遺骨などに危害を加える 3ヶ月~5年の懲役
192 変死者密葬 検視を行っていない死体を埋葬した 10万円以下の罰金(科料)

188条は神社や礼拝堂などに関する内容で、189条~191条は墓を荒らすことを禁止し、192条では変死体を勝手に埋葬すること禁止しています(変死体とは、犯罪行為によって死亡した遺体をさします)。

また、この記事だけ見るとお墓などの話になりますが、第190条の内容には死体遺棄の内容も含まれています。いわゆる、殺人を行った後にその跡を隠そうとして死体を移動するなどの行為も第190条に違反するのです。

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