刑事裁判になる犯罪の種類の一覧をまとめてみました 第31章~第33章

人間を傷つける事を禁止する罪の種類はまだまだたくさんあります。

犯罪一覧 第31章~第33章

第31章 逮捕及び監禁の罪

他人の自由を奪うことを禁止した決まりです。内容はいたってシンプルであり、不法に逮捕や監禁をして相手の自由を奪った人は3ヶ月~7年の懲役となり、もし相手が死亡した場合は傷害の罪と比較して重い罰が適用されることになります。

第32章 脅迫の罪

相手に対して何らかの損害を与えることを言うことを禁止した罪です。こちらも内容はシンプルであり、相手を脅す事をしたは2年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。相手にたいして、相手本人ではなく家族などに危害が及ぶなどと脅すことも禁止です。

さらにこの章には強要の項目もあり、相手を脅すだけでなくさらに無理やり何かをさせた場合は3年以下の懲役となります。

第33章 略取、誘拐及び人身売買の罪

他人をさらうことを禁止した罪です。あらゆる状況を想定して様々な罪が決められています。まずはその中身を表でまとめてみます。

条名 内容 罰則
224 未成年者略取及び誘拐 未成年を誘拐する 3ヶ月~7年の懲役
225 営利目的等略取及び誘拐 ビジネスや加害目的で誘拐する 1年~10年の懲役
225の2-1 身の代金目的略取等 身代金目的で誘拐する 3年~無期懲役
225の2-2 誘拐した人をダシにして身代金を要求する 同上
226 所在国外移送目的略取及び誘拐 海外に送る目的で誘拐する 2年~有期懲役
226の2 人身売買 人を買う 3ヶ月~5年の懲役
未成年者を買う 3ヶ月~7年の懲役
結婚やビジネス目的などで売買する 1年~10年の懲役
海外に送る目的で売買する 2年~有期懲役
226の3 被略取者等所在国外移送 誘拐や売買によって手に入った人を海外に送る 2年~有期懲役
227 被略取者引渡し等 第224条、第225条、第226条の3の手助けを行う 3ヶ月~5年の懲役
第225条の2第1項の手助けを行う 1年~10年の懲役
誘拐や売買によって手に入った人に悪意を持ってかかわることをする 6ヶ月~7年の懲役
身代金目的で誘拐された人を受け取ったり、その人をダシにして身代金を要求する 2年~有期懲役

※1:赤字の行為は未遂であっても罰せられる
※2:青字の罪は警察が公訴する前に誘拐した人を解放すれば刑が減軽される
※3:桃字は※1と※2の両方を含む

かなり長くなりましたが、誘拐を行う目的は何なのかによって罪の重さが代わってくることになります。誘拐行為は被害者の身の危険性が高まる危険な行為のため、全体的に重い罪となっています。

一番重いのは身代金目的での誘拐をしたときで、最高刑は無期懲役となっています。この目的での誘拐に限り、予備(計画段階)であっても罰せられます。

そして、この法律は親告罪が適用される部分もあるのですが、内容が限定的な上に特別法と重なって正直あまり機能しているとは言えません。一応特記する部分を挙げてみると、誘拐をした犯人と誘拐された人が結婚した場合は罪に問うことができないと言うところでしょうか?(結婚が無効になった場合は別)。

※2017年7月13日の刑法改正によって親告罪の部分が変更されました。新しい内容は224条の罪・およびこれをほう助する行為(227条の一部)、そしてこれらの未遂罪にのみ親告罪が適用されるという少しわかりやすい文言となりました。(詳しくは法務省のサイトに書かれています。)

ただし、親告罪が規定されていたとしても誘拐はダメだということは変わりません。

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