刑事裁判になる犯罪の種類の一覧をまとめてみました 第37章~第40章

他人の物を勝手に壊したりしてはいけません。

犯罪一覧 第37章~第40章

第37章 詐欺及び恐喝の罪

個別の記事で詳しく説明しています。

第38章 横領の罪

他人の物を占有しているときに、それをそのまま自分の物として使ったりすると横領罪になります。犯した場合は5年以下の懲役となります。

詐欺及び恐喝の罪にある背任罪と内容が非常によく似ていますが、横領罪の方が罰金刑がなく刑罰が重いため、もしこれらの事象が起こった場合は検察はまず横領罪での起訴を行うでしょう。

もし業務上における横領だった場合は業務上横領となり、10年以下の懲役となります(会社のお金を勝手に使うことがこれに当たります)。

財布などを落としてしまって、警察で見つかったが中身の現金が抜かれていたという被害にあった人もいるかもしれませんが、この場合は第254条の遺失物等横領となり、盗んだ人は1年以下の懲役または10万円以下の罰金(科料)となります。

そして、横領に関しては親族間でこのようなことがあった場合は刑が免除されたり、また親告罪になるという特例もあります(第255条:第244条の準用)。

第39章 盗品等に関する罪

何らかの不正行為によって盗まれたものをタダでもらった場合は3年以下の懲役となります(第256条)。

また、盗品を買ったり、保管したり、誰かに売ったりした場合は10年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。

この章の罪に関しても親族間ではやはり刑が免除されます(第257条)。

第40章 毀棄及び隠匿の罪

刑法各論の最後の章に書かれているのは、毀棄(きき)及び隠匿の罪です。毀棄とはあるものを壊したり使えなくしたりすることです。この意味を聞いて何の罪が書かれているのかがわかる人もいるかもしれません。

表でまとめてみます。

条名 対象となるもの 行為 刑罰
258 公用文書等毀棄 公文書 壊す 3ヶ月~7年の懲役
259 私用文書等毀棄 私文書 壊す 5年以下の懲役
260 建造物等損壊及び同致死傷 他人の建物や船舶 壊す 5年以下の懲役
壊したうえで人を死傷させる 傷害の罪と比較して重いものを適用
261 器物損壊等 他人の物 壊す 3年以下の懲役または30万円以下の罰金(科料)
262 自己の物の損壊等 自分の物であるが、借りてたり差し押さえられている物 壊す 259条~261条にあてはめる
262の2 境界損壊 境界票(※1) 壊したりして境界をわからなくする 5年以下の懲役または50万円以下の罰金
263 信書隠匿 他人の信書(手紙) 隠す 6ヶ月以下の懲役(禁錮)または10万円以下の罰金(科料)

※1:境界票とは、土地の境界を指し示すシンボルマークのことです(下のイラストのようなもの)。

※:青字の部分は親告罪です。

他人の物を壊すことはやってはいけません。

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