法律はどのような流れで作られる?

法律ができるまでの流れをまとめてみます。

法律ができるまで

法律が完成して実際に効力を発揮するまでの手順を見ていきます。

1.原案の作成

まずは、法律の原案を作成します。草案とも呼ばれています。そして、この原案を基にして様々な人から意見を聞いて、多くの人が納得するようなものに改良し、完成させていきます。

法律を作ることができるのは内閣か国会議員に限られます。内閣が提出する場合は内閣総理大臣が代表として提出し、国会議員の場合は一定数以上の国会議員の賛成があれば提出することができます。

国会議員が提出する場合において必要な人数は以下の通りです。

予算がからまない法律 予算がからむ法律
衆議院 20人以上の賛成者 50人以上の賛成者
参議院 10人以上の賛成者 20人以上の賛成者

政党の人数がこれらを上回る場合は、単独で法律を作ることができますが、これに満たない場合は他の党に協力をもらわなければなりません。

法律を作るにあたって、公聴会を開いたり参考人を呼んだりすることもあります。

2.内閣法制局の審査

完成した法律の中身がおかしくないか? 不適切かどうか? 憲法に違反していないか? といったことを内閣法制局で審査を行います。

審査を受けてOKとなった法律は委員会に回されます。

3.法案の審議

提出された法律は国会の中にあるどこかの委員会に回されて審議が行われます。この段階になって初めて法律の作成にかかわっていない政党との審議が始まることになります。この時に与党と野党が激しくぶつかるときがあり、その様子はテレビでも大きく報道されることがあります。

委員会での審議が終了すると本会議に回されて、ここで一定数以上の国会議員が賛成すると法律は通過することになります。

簡単な流れ:衆議院の委員会→衆議院本会議(過半数以上)→参議院の委員会→参議院本会議(過半数以上)→成立

審議していく中で、修正される項目もあるでしょう。参議院本会議で否決された場合でも、衆議院で再び3分の2以上の賛成が得られれば成立します。また、この流れは衆議院から始まった場合を書いていますが、参議院から始まる場合もあります。

4.公布と施行

法律が成立したらそれらを公布しなければなりません。これを持って法律ができたことが国民に知れ渡ることになります。

ただし、公布はあくまで広く周知するだけであり、実際には法律が「施行」されるまでは効力を発揮しません。

公布と同時に施行が開始される法律もありますが、成立してから少し時間が立たないとまずい場合は公布と施行の時間をずらして準備期間を設けることもあります。

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