日本の凶悪犯罪は増えている? 減っている?

日本の凶悪犯罪についてまとめていきます。

凶悪犯罪の定義

凶悪犯罪とは、すべての犯罪の中でもより悪質な犯罪のことを指しますが、何が凶悪犯罪に当たるのかという考えについては人それぞれであると考えられます。

警察白書の凡例では、凶悪犯は「殺人、強盗、放火、強姦」の4つとしています。確かにどの犯罪も被害が大きく、報道もされやすい内容と言えるでしょう。

凶悪犯罪の推移

それでは、さっき挙げた4つについてその件数は過去から現在へとどう変化していったのかを見ていきます。

殺人

引用:平成28年版 警察白書

平成18年と比べて緩やかな減少傾向となり、平成25年にはついに認知件数が1,000件を下回るようになりました。

殺人の被害者となる人は親族が一番多く、その次に知人・友人が二番目に来ています。ニュースなどで大きな騒ぎとなりやすい通り魔的犯行に当たると考えられる「面識なし」は平成27年では99件と全体の1割程度に収まっています。

強盗

引用:平成28年版 警察白書

こちらは平成18年の約5,000件から、平成27年では約2,500件ほどと10年の間で約半数ほどに減少しています。一方の検挙率は増加傾向にあります。

これは防犯カメラの技術の発達や設置個所の増加などが強盗の件数を減らすのに役に立っていると考えられます。

放火

引用:平成28年版 警察白書

放火も平成24年までは減少傾向となっており、そこからは1,000弱の件数を横ばいで推移しています。ただ、検挙率が70%前後と若干低いのが気になります。

強姦・強制わいせつ

強姦のデータ

強制わいせつのデータ

引用:平成28年版 警察白書

強姦事件に関しては減少傾向にあるといえますが、強制わいせつに関しては減少しているというには少し難しい推移だと言えます。また強制わいせつの方の検挙率が増加傾向にあるものの、それでも60%前後という決して高いとは言えない数値にあります。

また、強姦や強制わいせつに関しては親告罪となっているために被害届が提出されずに認知件数にカウントされていない事件も存在すると考えられ、実際の件数はさらに増えると考えられます。

凶悪犯罪は過去に比べると減っている

1件の衝撃的な事件が全国に報道されると悲観的な意見で日本中が覆われます。そしてその事件がよくないことも事実です。

しかし、統計で見た場合、4つの凶悪犯罪のうち殺人、強盗、放火は減少、または横ばいの推移をたどるものが多く、逆に増加しているものは確認できません。

問題として挙げるならば強制わいせつの件数が減少傾向が増減を繰り返して横ばい状態にあること、また件数も他の凶悪犯罪に比べると多くなっているというところでしょうか?

ちなみに、件数としては少ないものの、誘拐事件も年間に150~200件の間で発生しています。

統計で減少傾向にあるとはいえ、事件が起きていることは起きているので、今後さらにこの件数を減らしていけるような対策は続けるべきでしょう。

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