自動車の交通違反の罰金は刑法における罰金ではない

「車でスピード違反をして罰金をはらうことになった・・・」という人がいるかもしれませんが、法的にはこれは罰金ではありません。

自動車の交通違反で払うお金は「反則金」

免許不携帯だと3,000円、15km/h以内のスピード違反だと9,000円など、交通違反を犯すと警察にお金を取られることになりますが、これは刑法で定められている罰金にあてはめたものではありません。

これは「反則金交通制度」と呼ばれる取り決めによって決められたものです。このいわゆる反則金制度ができたきっかけとしては、自動車が大量に普及し、それに伴って交通違反の検挙数も増えて警察官や裁判所が無茶苦茶大変になったことがあげられます。

交通違反と言っても大小さまざまありますから、軽いものに関しては反則金という形で済ませて行政の負担を軽くしようというものです。

反則金だと前科がつかない

法律で定められた罰金刑は当然前科がつきますが、交通違反の程度が小さく、反則金で済んだ場合は前科がつきません。

全ての交通違反が反則金で済むわけではない

もちろん、交通違反ならすべてが反則金・・・というわけではありません。交通違反の中でも悪質である大きなスピード違反、飲酒運転などは警察に逮捕されて刑事裁判にかけられることになります。

この基準に関しては法律で細かく決められており、警察はそれに基づいて違反者を検挙します。

反則金を払わない場合もアウト

言うまでもありませんが、反則金が出たからと言ってそれを踏み倒すということはできません。もし期日までに払わない場合はすぐにでも警察はあなたを逮捕する準備を始めるでしょう。

とはいっても、裁判になっても罰金または科料の金額は反則金の額と同等になることが多いと言われています。しかし、裁判になればいろいろと面倒ですし、余計なお金もかかってくるのでもし反則金の納付を要求されているならばめんどくさいことになる前におとなしく払っておいた方がよいでしょう。

歩行者と自転車は一発アウト

反則金制度は自動車に設けられたものであり、歩行者や自転車にはこの反則金制度はありません。つまり、法的には歩いてたり、自転車で信号無視をすると逮捕なのです(道路交通法第121条1号より、2万円以下の罰金または科料)。

警察もすべての違反者を取り締まるのは難しいと考えられますが、悪質な違反者に対しては逮捕するでしょう。

加えて自転車に関しては、平成27年6月1日より違反を繰り返すと警察が指定する講習を受けなければならないという決まりで、その講習の時に手数料としてお金を取られる制度も始まり、交通違反に対する罰則が強化されています。

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