刑事裁判になる犯罪の種類の一覧をまとめてみました 第11章~第13章

線路上に物を置くことは重罪です。場合によっては死刑もあり得ます。

犯罪一覧 第11章~第13章

第11章 往来を妨害する罪

公共の道を妨害することを禁ずる決まりです。第124条(往来妨害罪)では陸路での妨害についての罰則があり、第125条(往来危険罪)では鉄道に対する妨害についての罰則があります。

ニュースなどでたびたび線路上に物を置くという悪質な行為が取り上げられることがありますが、それらの行為はすべてこの第125条に抵触します。

さらに物を置いたことによって事故が起きた場合は第127条の往来危険汽車転覆等罪という重い罰則が適用され、死者が出た場合は死刑の可能性もあり得ます。

なお、過失だった場合は刑は軽くなります。

第12章 住居を侵す罪

他人のすみかに勝手に入ることを禁止した罪です。といっても、この章の主要な項目は住居侵入罪のみとなっています。罰則は3年以下の懲役または10万円以下の罰金となっています。

昔は皇居等侵入罪という項目もありましたが、1947年に削除され現在は住居侵入罪に一本化されています。

また、未遂も罰せられます。

第13章 秘密を侵す罪

秘密になっているものを無理やり見ようとするものを禁ずる法律です。

現在だと、特定秘密保護法なるものが浮かぶ人もいるかもしれませんが、こちらは一般的なものです。具体的には、封をしてある手紙などを勝手に開ける行為(第133条:信書開封)などがあります。

第134条は秘密漏示となっており、その内容は少し細かいものとなっています。

具体的には医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人、宗教、祈祷若しくは祭祀の職に就いている人に限って業務上知りえた情報(おそらく、個人情報も含まれる)を勝手に漏らしてはいけないという決まりになっています。

また、第133条、第134条ともに親告罪となっているため、被害を受けた人が訴えなければ警察は動くことができません。しかも現在では個人情報保護法というもっと厳しい法律があるため(こちらは非親告罪)に特に第134条はこれに隠れてしまっている気もしなくもありません。

コラム:いたずらでは済まない線路上の置石

線路上に物を置くという行為は単純なものですが、それによってもたらされる被害は甚大なものとなります。過去に起きた例を挙げてみると、1980年に起きた京阪電気鉄道置石脱線事故があります。

この事故は中学生5人のグループが線路上に物を置いた結果、そこに高速で走ってきた電車が高速で接触して脱線、民家に突っ込み、負傷者が104人も出るという大惨事を招いてしまいました。

この事件においては犯人が中学生だったため当時の少年法が適用されて刑事事件としては成立しませんでしたが、京阪電鉄は中学生グループに対して損害賠償の請求を求める訴訟を起こし、最終的には一人840万円の賠償金を払うことになりました。(5人合わせて4200万円。これでも、京阪電鉄からしてみれば事故の損害額の10分の1くらいだったといいます)

線路上に物を置くことは大きな被害をもたらす原因となり、重い刑罰に処されます。絶対にやってはいけません。

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